「 かけがえのない今 」を残す日常写真
皆さんは「 日常写真 」と聞いて、どんな写真を思い浮かべますか?
好きなおもちゃで遊ぶ姿、
お昼ごはんやおやつの時間、
寝かしつけや寝顔の写真など…
日常写真では、ハレの日を残す記念写真とは違い、ありのままの日常を写真に残します。
なぜ、ただの日常を写真に残す必要があるのか。
今日は私が日常写真に込める想いについてお話しさせて頂きます。
日常写真に興味がある方はぜひ、少しだけお付き合い頂けると嬉しいです。
日常写真を残す意味
私がこの仕事をはじめて、いろんな年齢のお子様を撮影させていただく中で気が付いたこと。
それは、「 今しか残せない写真がある 」ということです。
腕の中にすっぽり収まる小さな身体
むちむちの手足や今にも落ちそうな頬
まだ短くふわふわの柔らかい髪
離乳食が始まって授乳の回数が減ってきたり
歩くようになり手足がむちむちではなくなったり
成長に伴い、好きなおもちゃや遊び方もだんだんと変わっていきます。
年齢によって撮れる写真が異なるように、
その年齢でしか撮れない瞬間があることに気が付きました。
そして、その「 かけがえのない瞬間 」は、日常の中にあります。
真剣におもちゃで遊ぶ眼差し
手や顔を盛大に汚しながら食べる姿
お顔をくしゃっとさせて大泣きする顔
あっという間に過ぎていく日々の中には、
写真に収めておきたい瞬間がたくさんあるはずです。
お子さんの成長に伴い、なくなってしまうものや忘れたくない感覚を、
あのとき撮っておけば良かったと後悔しないために、写真に収めてほしい。
大切なハレの日を形に残す記念写真も良いけれど、
記念日の撮影だけでは残せない、日々の愛おしい瞬間を残してほしいなと思います。
家族の日常にこだわる理由
今の時代、日常の写真ならスマホやご自身のカメラで素敵な写真をたくさん撮ることができます。
でも、そこにはきっと家族みんなで写った写真は少ないのではないでしょうか。
そのご家族らしい雰囲気や、
みんなで笑い合うあたたかい瞬間は、
「 家族みんなで写る 」からこそ残せる。
私はそのあたたかい瞬間を残したくて、「 家族 」にこだわり、日常写真を撮影しています。
いつか見返したときに、
当時の記憶をより鮮明に想い出せるように
お子さんが大きくなったときに、
ご家族の愛が写真からしっかりと伝わるように
お子さんだけでなく、ママさんやパパさんの表情も一緒に写真に収めています。
日常写真はいつ撮るべき?
答えは、いつでも良いと思います。
新しいご家族が増えたとき
赤ちゃんらしさが残せる時期
卒乳など終わってしまう出来事の記録
0歳最後の記念や育休終わりの想い出
幼稚園や小学校など新しい生活の記念
引越し前の思い出作りや新居で過ごす日常
成長とともに寂しさを感じたときや
最近家族写真を撮ってないなと思ったときなど
育児や仕事で忙しない日々の中にある忘れたくない瞬間を、
その時期の大切な想い出として写真に残しておいてほしい。
いつかその写真を見返したときに、
こんな時期もあったねと、ご家族が笑い合うきっかけになったら嬉しいです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます!
まだ日常写真を撮る習慣は根付いていません。
それでも、撮影させて頂いた大切な今が、いつか「 かけがえのない宝物 」になることを信じています。